Health for All
不足の栄養学から過剰の栄養学へ。疾病治療から疾病予防へと栄養学の方向と、社会の流れは変化してきた。そして今、21世紀を間近にひかえ、疾病予防という消極的な取り組みから、さらに健康増進という積極的な活動へと発想の転換が求められている。
我々栄養士は、専門分野に固執せず、職域や地域を越えて、健康づくりをトータルにとらえる意識を持ち、今できる小さな活動から始めて行かなければならない。
健康は栄養・休養・運動の3本柱で成り立つ。我々は次代の子どもたちと全ての人々の健康のために栄養の面から積極的なアプローチを続けて行きたい。
21世紀の子どもたちに健康な未来を約束できるようにとの願いを込めて、
「Health for All―すべてのひとびとに健康をー」
第39回日本栄養改善学会記念誌テーマ(1992年 京都府栄養士会作成)